7月に入りセブンイレブンから7Pay、ファミリーマートからファミPayがリリースされましたね。
皆さんはどのように活用されてますか?
実際、どの〇〇Payが使いやすく、自分のライフスタイルに合っているのかわからないですよね。今回は乱立する○○Payや従来から使っていた非接触決済(Suica, ID, QUICPayなど)も含めて、結局どんな使い方が良いのかを考えてみたいと思います。
ライフスタイルによって違ってくるので、何を中心に考えるかで利用したいキャッシュレスの方法は変わってきます。
まず、基本的なこととして、非接触決済と○○Payでよく使われているQRコード決済の比較です。
非接触決済とQRコード決済の比較
非接触型決済 | QRコード決済 | |
---|---|---|
決済方法 |
|
|
利便性 | ◎ | △ |
お得度 | △ | ◎ |
主な用途 | 普段使い | キャンペーン時 |
端末による違い

○○Payに関して、iPhoneとAndroidで大きく異なるのはQRコード決済ではなく、非接触決済への対応でしょう。
iPhone / Apple Pay | Android / Google Pay / おサイフケータイ | |
---|---|---|
iD | VISA / Mastercardブランドのカード(一部除外あり) iD対応カード会社 ※merpayが登録できます |
VISA / Mastercardブランドのカード(一部除外あり) iD対応カード会社 ※simフリー端末はdカードが登録できません |
QUICPay | JCBブランドのカードを中心に登録できます。 アメックスやau WALLETプリペイドカードも登録できます。 QUICPay対応カード会社 |
JCBブランドのカードを中心に登録できます。 QUICPay対応カード会社 ※LINE Pay、Kyashが登録できます |
Suica | 対応 | 対応 |
電子マネー | 未対応 | WAON, nanaco, 楽天Edy対応 |
Apple PayとGoogle Payの違い

Apple PayからGoogle Payに移行する場合はいくつか注意するポイントがあります。
1. 対応クレジットカードはQUICPayのみ(IDは未対応)
Google Payは対応するクレジットカードがQUICPayのみです。
ID対応のクレジットカードは「おサイフケータイ」で登録する必要があります。
2. QUICPayに登録できるカードが限定的
Google PayでQUICPayに登録できるカードはJCB発行カード、ジャックス発行のクレジットカード、Kyashのカードのみです。QUICPayに対応していてもこれらのクレジットカードでなければGoogle PayでQUICPayは利用できません。
Androidのみですが(Apple Payは未対応)、Google PayのQUICPayカードとしてLINE Payが登録できるようになりました!簡単に言うと、これまでLINE Payで支払う場合はLINE PayアプリでQRコードを表示させてバーコードをスキャンしてもらう必要があったのですが、Suica支払いのようにかざすだけでLINE Pay支払いができるようになります。LINE Payのヘビーユーザーには朗報ですね!
3. Tカードなどのポイントカードが登録できる
Tポイントカードなどのポイントカードを管理することができます。もちろん、バーコードを表示してポイントを貯めたり、利用したりすることが可能です。ポイントカードも一元管理できるのはApple Payに無い機能ですね。Google PayへのTカードの登録方法はこちらです。
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ライフスタイルによる使い分け

ライフスタイルによって、中心となる決済手段が異なってくるので、それぞれでお金の入出に分けて整理します。
フリマをよく使う
フリマをよく使う人は、メルペイ、楽天ペイ、PayPayが便利です。
どのフリマを使うかによって変わりますが、メルペイならメルカリ、楽天ペイならラクマ、PayPayならヤクオクですね。
入口:フリマの売上金
出口:フリマでの購入、コンビニ(ローソン、ファミマ、セブン)
ネットショッピングをよく使う
Amazon、楽天市場、ヤフーショッピングあたりをよく使う人は、楽天ペイ、PayPayがポイントを活用できて良いでしょう。ただし、Amazonをよく使う人はAmazonのクレジットカードを中心に利用するのがポイント付与率や商品発送時に自動でポイント付与される使い勝手を考えると最も良い使い方かと思います。
入口:ショッピングで付与されるポイント
出口:ショッピングでの購入、コンビニ(ローソン、ファミマ)
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コンビニ、自販機
コンビニなどのリアル店舗や自販機などの少額決済では、かざすだけで決済が完了できる非接触型の決済手段が利便性の点で有利です。
入口:iD, QUICPay, Suica ※iD, QUICPayは紐付けたクレジットカードのポイント、SuicaはNEWDAYSなどの駅ナカを中心にポイントが付与されます(詳しくはこちら)
出口:基本的に付与されたポイントを電子マネーに移行して、コンビニなどで消費
スーパー
セブン&アイ、イオン系列のスーパーであれば、それぞれ電子マネーnanaco、WAONが各種キャンペーンも頻繁に実施されていてお得に使えます。
入口:nanaco、WAONでたまるポイント+チャージ用に紐付けたクレジットのポイント
出口:たまったポイントはnanaco、WAONへ変換して利用
個人間送金、割り勘
LINEPay、PayPayには個人送金、割り勘機能があるので賢く活用しましょう。
PayPay はIDや電話番号のほか、QRコードでも割り勘参加や受け取りができます。
割り勘機能と個人間送金機能は似ているのでどちらも使い方を覚えておきたいところです。
受け取り側が自由に金額設定できるので、例えば結婚式2次会とかで幹事のQRコードをプリントアウトして受付に置いておけば、PayPayユーザーはキャッシュレスで会費を払うことができます。
払う側は会費ぴったりの金額を用意する必要がなく、受け取る側もお釣りを用意しなくていいので双方の手間が省けます。
まとめ
○○Payをいろいろと使って結局落ち着いたのは、QRコード決済はフリマやキャンペーンでたまった残高をあぶく銭感覚で消費する程度で日常的に使うものにはならないということです。
フリマも常に売買しているようなヘビーユーザーはお金が回っているのでしょうが、少数派でしょう。
キャンペーンも常に追いかけているのは疲れますし、結局キャンペーンに踊らされて必要のないものを買ってもお金の無駄遣いになってしまいます。
自身のライフスタイルに合わせて、家計の大部分を占める食費や日用品を中心に、利用頻度の高い店舗で使えるキャッシュレス決済手段を準備しておくのが利便性も高く節約もでき効率的な使い方だと思います。
キャッシュレスも日々便利になっているので、これからさらに便利な使い方が出て来ます。
現金を持ち歩くこともなくなり、携帯一つで済んでしまう時代が来る日もそんなに遠くなさそうですね。